派遣の仕事を断る際のポイント

誠意ある対応

派遣会社の中には、他の会社からもエントリーしていることが分かるとあからさまに嫌な態度をとる人や、他にもエントリーしている求人があるならウチからのエントリーは辞退して下さいと言ってくるところもあります。それぞれ希望条件や環境は違いますが、こういった派遣会社とはお付き合いはしないほうがよいでしょう。
ただし、派遣会社から誠意を持って求人を紹介してもらうので、派遣社員も誠意ある対応をとるのはごくごく当たり前のことです。ですから、他の派遣会社で仕事が決まったらすぐに報告しましょう。ではどのように断ればいいのか。基本的にはありのままを話せばいいと思います。

ウソはつかない

ウソをつく必要はありません。派遣会社ではよく、他にもエントリーしている求人はありますか？などとこちらの状況確認をしてきますが、別に他にもエントリーしているからと言って選考に支障が出るわけではありません。御社の求人にだけエントリーしていますのでよろしくお願いしますとアピールしても、採用してくれるかどうかは派遣先次第です。派遣の面接が禁じられているというのは表向きだけで、実際には面接によって合否が決められています。ですから派遣の場合には、広く浅く活動した方がうまくいきます。
逆に正直に伝えた後で、派遣会社の対応をチェックしましょう。そこであからさまに嫌な態度を取るようなら今後二度と付き合わないほうがよいでしょう。派遣の雇用形態は安定しないので、長く付き合える派遣会社を見つけることは重要なポイントです。登録型派遣は常用型派遣と違い、仕事をしていない期間は派遣会社と派遣スタッフとの間に雇用関係はありません。
ですから、相手に気を使って自分の求職活動状況にウソをついたりする必要はないのです。

就業のタイミング

派遣で最も怖いのは、求人を選り好みしている内に待機期間が長くなってしまうことです。やり方は何でもいいと思います。要は誠意を持って正直に相手に話すことだと思います。断る時に、やりたい仕事と違ったからと変に嘘をついてしまうと、派遣会社も不審がってその後の求人を紹介してくれなくなるかもしれません。重要なのは、派遣会社とは継続的に付き合っていくということです。派遣で働く以上、就業期間は決まっているのでその時期が来たらまたお世話になる相手です。正直に何でも話せる関係性をつくっておきましょう。